こんにちは、kenです。
チャートパターンはFXを始めて1年目くらいに概ね覚えました。
それくらいFXでパターン認識は非常に重要です。
今回はそんなパターン認識の中でも重要な物を紹介したいと思います。
それと、パターン認識以上に重要なお話もしようと思います。
それは、パターン認識だけしてても勝てないよというお話。
重要ではあるものの、それだけでは勝てない、そんなものなので、そのあたりについて詳しく書いてみようと思います。
FXで勝つために重要なパターン認識
FXで勝つためには様々な要素が必要ですが、その中の一つがパターン認識だと思います。
チャートパターンは沢山あるんですが、その中でも私が重要だと思っているパターンが3つあります。
正直これだけ覚えていれば良いと思っているくらい。
その3つを紹介します。
ダブルトップ・ダブルボトム
やはりまず紹介したいのがダブルトップやダブルボトムです。
これを知らないという人は殆どいないと思いますが、実際のチャートで見ると以下のようなパターンです。
緑の丸の部分はダブルトップやダブルボトムと言える場所。
いずれもネックラインが引けて、そこを抜けると大きく転換しています。
転換パターンの一つですね。
このダブルトップやダブルボトムは、高値や安値を更新しようとしたけど出来ず、もしくは更新したけどすぐに反転し、一つ前の戻りや押しを高安値を抜いてしまうというパターンです。
ポジションを持っている側から見れば、これ以上保有しているのは危ないと感じる場面で、持っているポジションを手放したくなります。
結果、反対方向への動きが加速されます。
非常に重要なパターンで、私がもっとも注目しているものでもあります。
エントリーのタイミングとしては、WやMを形成する右側の反発で入るか、ネックラインを抜けてから入るか、これはその人の手法や好み次第ですが、いくつかエントリーパターンが考えられます。
いずれにしても転換狙いのチャートパターンで、このパターン認識が上手な人は勝ってる人が多いです。
トリプルトップ・トリプルボトム(三尊)
次に重要なのがトリプルトップやトリプルボトムです。
日本語的に言えば三尊ですね。
教科書通りのパターンを探そうとすると中々遭遇しませんが、ある程度崩してみることができれば頻繁に見かけるようになります。
実際のチャートで見てみるとこんな感じです。
いずれにしてもネックラインが引けて、3回高安値を試していて、中央が最高値、最安値の形のタイプ。
これはパターン形成中はエントリーが難しいので、ネックラインを抜けてからの勝負で良いと思います。
パターン形成中の山や谷が出来ているところで入ろうとすると、損切りにかかったり良いことありませんからね。
三尊はネックを抜けて方向性が出てから、私はこれが鉄板です。
これも基本は転換狙いのチャートパターンで底値や高値で出るものです。
今までの方向性が転換して加速していくところを狙いたいです。
トライアングル
最後はトライアングルです。
これは単純な三角保ち合いというより、ディセンディングトライアングルと、アセンディングトライアングルです。
ディセンディングトライアングルは、高値が切り下がり、安値は一定のパターン。
アセンディングトライアングルは逆で、安値が切り上がり高値は一定のパターン。
ここまで紹介してきたダブルやトリプルは、いわゆる転換パターンですが、トライアングルはトレンド継続中の中間で出ることも多いです。
実際のチャートだとこんなところで出てます。
これは認識するのは簡単ではなく、見つけることが出来ない人も多いと思います。
なので、無理に探す必要はないと思います。
たまに赤丸のようにはみだすこともありますし、綺麗な形で発生することは珍しいので、こればかり気にしていても仕方がないですが、似たような形になったときは、サポートラインやレジスタンスラインをブレイクした後がチャンスです。
この場合はきちんとラインをブレイクした後にエントリーしていけば良いと思います。
トライアングルの中でエントリーしようとすると、損切りにかかったりしてやられることが多いです。
ただ、見ての通りブレイク後は一気に進んでいってしまうことも多いので、慣れないうちはちょっと難しいかもしれません。
トライアングルは狙えれば程度で、ダブルとトリプル中心に見ていけば良いと思います。
以上が私が重要だと思っているパターンで、この3つのパターン認識が出来れば概ね問題ないと思います。
私の場合ウェッジやフラッグはあまり気にしてないです。
見た時点でウェッジやフラッグだと思っても、推移を見ていると別のパターンになることが多いですからね。
パターン認識だけでは勝てない
上記のパターン認識が重要だと書きましたが、じゃあそれを覚えれば勝てるのかというとそれは違います。
正直、これを覚えただけだと勝てません。
事実、私はこのパターン認識をFXを初めて1年目で覚えて、ある程度見分けられるようになりました。
でも、そこから10年勝てなかったです。
というのも、認識する技術が未熟で、きちんと認識できなかったというのが勝てなかった理由の一つ。
頭ではわかっていても、パターン形成中にこれを認識することが出来ませんでした。
チャートパターンが完成し、大きく動いてから「あぁ、これあのパターンだよ」と認識するのです。
途中で判断しようとすると、その後違う形状になって、最終的には思っていたのと全然違うパターンになるということも多かったです。
なので、パターン認識は場数を踏むことが非常に重要。
形成中に、これはあのチャートパターンになるかもしれないと予測し、そうなった時にどう行動するかを決めておかなければ勝つのは難しいです。
チャートパターンを知ったばかりの状態だとこれができないのですよね。
チャートパターンを3つに絞ったのには理由がある
今回重要なチャートパターンを3つに絞りましたが、これも勝つために重要なことです。
というのも、いくつものパターンを覚えて、それを使おうとすると、誤認が発生するのです。
形成中にこのパターンかな?と思って仕掛けようと思ったら、徐々に形状が変わり違うパターンになっていくということは頻繁に起きます。
なので、認識するパターンを重要な物だけに絞って、それ以外は認識しないくらいがちょうど良いです。
トライアングル形成中はフラッグが出来たりもしますし、トリプルやダブル形成中にウェッジのようなパターンを形成しますが、それらは無視で、最終的にトライアングルやトリプルが出来るかどうかだけ見てれば良いです。
ダブルのみエントリータイミングを早めるために、早い段階で認識する必要がありますが、これもその後トリプルになったりすることもあります。
それは仕方がないと割り切りますが、ダブル以外の今回紹介しなかったパターンは、他のパターンを形成する途中かもしれませんから、意図的に無視するくらいで良いと思います。
パターン認識ができるようになれば勝率は確実に上がると思いますが、チャートパターンだけに頼らず全体の流れなども加味してトレードするようにしてください。
そして見るパターンは今回紹介した3つのみが私はオススメです。
以上、FXで覚えておきたいパターン認識と、パターン認識だけでは勝てないというお話でした。