こんにちは、kenです。
FXで勝つためには、きれいな形状のチャートを探しなさい、なんて良く言われると思います。
では、きれいな形状のチャートってどんなものなのか。
確かにきれいな形状のチャートは後から見ればわかることもあります。
でも、それを形成途中で認識できるかという問題もあります。
今回は、どんなチャートが綺麗なチャートなのか、その綺麗なチャートを認識するにはどうしたら良いのか、そんなことを記事にしたいと思います。
FXのチャートできれいな形状のもの
きれいなチャートの代表例ですが、何をもって綺麗というのかにもよります。
例えば移動平均線を基準に見ている人なら、その移動平均線にそって動いてるものを綺麗というのでしょう。
例えばここの赤枠の部分なんて、20移動平均線に沿って動いていて、きれいに見えます。
ボリンジャーバンドならボリンジャーバンドに沿って動いてるものです。
この赤枠の部分なんかは、ボリンジャーバンドの-1σと-2σの間を綺麗に下落しているように見えます。
そして下のチャートなんかは綺麗にライン反発しながら動いている、綺麗なチャートと言えるんじゃないでしょうか。
ここは移動平均にも綺麗に沿っているように見えますね。
こんな感じで、きれいなチャートというのは、何を基準に見るかによって違ってきます。
また、こうした波形を描いているチャートをきれいだという人もいます。
波形を描いて上がったり下がったりしてトレンドがでているチャートですね。
これをきれいと見る人もいます。
こうして見る人によって違うのがきれいなチャートですが、何かしら基準が人それぞれに有り、その基準にそって動いてるものをきれいというように思います。
きれいじゃない(汚い)チャート
では、逆にきれいじゃないチャート、汚いチャートとはどういったものなのでしょうか。
一般的には分かり難いチャートということになるのでしょうか。
例えばこんな、全然動くがないのにいきなりドカンと動いて、また動きがなくなるチャート。
これをきれいなチャートと見る人は少ないと思います。
トレードしにくいチャートだと思います。
他にもこんなトレンドがでていなくて、波形もいびつで陰線陽線が繰り返しでていて、方向感もないチャート。
これはきれいじゃない、汚いチャートと見る人はいると思います。
きれいじゃないチャートも見る人によっては綺麗なレンジに見えたりするので、見る人の基準に合わないものがきれいじゃないと判断されるように思います。
なので、きれいなチャートというのはなかなか判断が難しかったりするのです。
絶対的なきれいなチャートはほとんどない
絶対的に誰が見てもきれいなチャートなんてものはほとんど出現しません。
そんな場面があるかなと思って、過去1年分くらいの1時間足を見てみましたがありませんでした。
これは、過去1年間のドル円では、誰が見てもきれいと感じるほど完璧なチャートはないということです。
そんなチャートを待っても、まずチャンスは来ませんから、ある程度自分が決めた基準できれいだと思うチャートを探すしかありません。
そして、綺麗なチャートになればチャンスです。
そこで勝負してとれば良いですからね。
あくまで自分が決めた基準で分かりやすい綺麗なチャートかどうか、そこが重要です。
ただし、綺麗なチャートで入れといっても問題があります。
綺麗なチャートを形成途中で判断できるかが問題
綺麗なチャートがどんなチャートかわかっても、それを元にトレードの判断をするのは実は難しかったりします。
というのも、きれいなチャートでトレードするといっても、綺麗なチャートだとわかったときには遅いからです。
例えば先ほどのボリンジャーバンドに沿って綺麗に下落してるチャートもそうです。
この時点で綺麗なチャートだと判断できる人はいません。
せいぜい上記チャートでは下落が始まったかな?程度のものです。
ではこの時点ではどうでしょう。
直近のレンジ帯を破って下方向にブレイクしてきました。
ここで一度戻りが入るのか、それともこのままストンと落ちるのか、悩ましい場面。
人によってはそろそろボリンジャーバンドに沿って下落していることに気がつくと思います。
このあたりから勝負出来る人はいるかもしれませんね。
でも、遅い人ならこのあたりまで気がつかないかもしれません。
戻ると思ったが戻らずズルズルと落ちてきたって感じて、入るのがしている人も多いでしょう。
ここまで下落すると、さすがにここから乗るのはもう遅いかな?という気持ちになりますし、実際終わりも近い可能性があります。
ここで綺麗かなと思っても、正直出遅れてる感はかなりあります。
MAに沿って上昇している先ほどのチャートも同じ。
この時点で綺麗にMAは沿って上昇していくと想定できる人は多くないと思います。
ダブルトップ作って下落かな?なんて思ってしまいます。
もうちょい進んでこのあたりならどうでしょう。
どうもMAに沿って上昇しているみたいだということはわかると思いますが、これをみてここからロングできるかですね。
人によってはここまで気がつかないかもしれません。
ここでようやくきれいなチャートだと気がついても遅いです。
ここまで来れば誰でもわかりますが、ここまできてからエントリーでは、もうトレンドも終盤で高値掴みになることが多いです。
実際、綺麗なチャートをリアルタイムで見分けてエントリーするというのは難しいのです。
綺麗なチャートができる前に入る
ではどうするのかというと、私は綺麗なチャートができる前に入ります。
綺麗なチャートがしっかり完成してからでは遅いということは多々ありますから、その前に判断しエントリー。
結果的に綺麗なチャートだったというだけだったりします。
どの時点ではいるのかは人によりますが、少なくても私は綺麗なチャートができてからエントリーするのでは遅いと思っているので、綺麗なチャートになる予兆を感じた時点で入る。
もしくは、エントリー後綺麗なチャートになれば崩れるまで保有する。
このあたりができる限界です。
つまり綺麗だなと思うチャートを確認した時点で、やるべきことは新規エントリーではなく、持っているポジションの決済です。
それぐらい早めに判断しなければ、正直日々のトレードを勝ち続けることはできないとわたしは思いますし実際にそうでした。
トレードするために綺麗なチャートを探すというのも、手法によっては一つの方法なのかもしれませんが、それで勝てないような人は綺麗なチャートを探すのではなく、綺麗なチャートになりそうなところを探してエントリーする。
そういう心構えでトレードするのが良いのかなと思います。
以上、FXでチャートが綺麗な場面と、その判断についてでした。