こんにちは、kenです。
以前も少しお話ししたかもしれませんが、FXでは手法は非常に重要なものだという認識の方が非常に多いと思います。
良い手法、勝てる手法さえあれば勝つことができるのに、そう思っている方も多いことでしょう。
しかし、それとは反対に、勝っているトレーダーからはFXは手法なんて関係ないと言われることが多々あります。
これはどういうことなのか、手法がないと勝てないようにも思いますが、手法なんて関係ないと言う人もいる。
そのあたりの矛盾というか、なぜ手法なんて関係ないと言われるのかについて今回はお話ししようと思います。
FXで手法は関係ないと言われる理由
FXでは手法なんて関係ないと良く言われていますが、普通に考えれば関係ないわけない、そう思うのも当然。
私も勝てていない頃、トレードで稼いでいる方からは、手法なんて何でも良いとか、手法なんて関係ないよ、なんてことを言われることがたまにありました。
しかし、どう考えても手法なしで勝てるとは思えませんし、どう考えても手法は重要なものの一つという認識だったのです。
それが今はどうかというと、手法は要らないとは思いませんが、正直何でも良いし、特定の手法じゃなきゃ勝てないというわけではないので、関係ないといえば関係ない、そんな気すらしています。
なぜ、FXでは手法は関係ないと言われるのかですが、単純に手法にこだわらないトレードが重要だからだと思います。
手法というのは、トレード全体で言えば要素の中のごく一部です。
いかにも勝つためには手法が必要だということが言われていますし、教材の販売などの都合上手法は非常に重要なもののように書かれていることもあります。
その影響で、手法は大事なんだ、手法があれば勝てるんだという認識の方も多いと思いますが、FXで勝つために必要な要素の中で、手法が占める割合というのはごく一部なのです。
例えばですがマラソンに例えると、手法は足の筋力のようなもの。
マラソンで勝つためには様々な要素があると思います。
スタミナ、足の速さ、フォーム、呼吸、ユニフォームや体格、柔軟性、シューズ、細かく言えばシューズの底の材質など非常に様々な要素があり、足の筋力というのはその要素のごく一部。
足の筋力だけ鍛えても絶対にマラソンで勝てるようにはなりません。
手法もそんなものです。
トレードで勝つための様々な要素の一部、それが手法で、他の要素が完璧なら、それこそ手法は何でも良いとなるわけです。
もちろん足の筋力がなきゃ走れないように、手法も何もなきゃ勝てませんが、他の要素次第ではそれほど重要視しなくてもある程度は勝てる、それが手法だと今は思っています。
手法さえあれば勝てるというものではないということです。
FXで勝つには手法より重要度が高いものがある
つまり、FXで勝つには手法より優先度、重要度の高いものがあるということです。
どんな手法でも、どの場面でも勝てる手法なんてものは存在しません。
ある局面において通用する手法、それなら世の中にはたくさんあります。
そのある局面を判断できなければ、手法なんて豚に真珠、馬の耳に念仏です。
最も重要なのは、自分が勝てる場面を探し出すこと。
これは上位足の動きだったりするわけですが、トレードで最も重要なことが、勝てる場面を探し出す力だとわたしは思います。
これは手法とは別の部分です。
私の場合だと日足をみて次の足がどうなるか想定する、そしてその想定通りの動き、もしくはその想定内の動きに1時間足がなれば、そこがトレードチャンスです。
その状況で、手持ちの手法に当てはまるパターンが出ればエントリーとなります。
重要なのはあくまで日足と、日足をみて想定した動き通りの1時間足になっているかどうか。
それさえ想定通りなら、正直手法の部分は変えても良いのかなと思いますし、実際私はメインで使っているもの1つと、サブ的に使っている手法をいくつか持っています。
それを、大枠の想定と合わせてどれを使うか選択していくわけです。
動きの速い相場なら逆張り的な手法を使うし、そうじゃない相場ならしっかりトレンド転換を見てからエントリーする手法を使います。
つまり手法は変えるし、最悪手法はなくても大まかな値動きを想定していれば、その方向にエントリーするというだけという手法なしのエントリーもできなくはないです。
私にとって手法というのはそういうものです。
恐らく、私以外のトレーダーさんも似たような考えなのだと思います。
手法以外の部分で十分信頼性のある状況ならば、エントリー手法は何でも良い、入れればどれでもいい、そんなものなのかなと思います。
以上、FXに手法は関係ないと言われる理由についてでした。