こんにちは、kenです。
FXでまだまだ勝てていないという人の中には、利食いと損切りは、どのぐらいの比率で行うのが良いのか、そんな疑問を抱えている方も少なくないはずです
私もそんなことを考えていた時期があり、2:1位が良いんじゃないかとか、3:1になれば理想だとか色々考えていました。
では実際どのくらいの比率が良いのでしょうか。
私も色々スクールで学んでいましたが、今回は利食いと損切りの比率のお話しです。
FXで利食いと損切りの比率はどのくらいが良い?
利食いと損切りの比率ですが、リスクリワードレシオというもので表されます。
リスクリワードレシオが1なら、利食いと損切りの比率は1:1。
リスクリワードレシオが2なら、利食いと損切りの比率は2:1。
リスクリワードレシオが0.5なら、利食いと損切りの比率は1:2という具合です。
まぁ、面倒なので普通に何対何という言い方の方が初心者にも分かりやすいので、今回はそっちで説明します。
一般的にネットや投資の本をみて理想的と言われる利食いと損切りの比率が2:1とか3:1といわれています。
私が過去に受講した勉強会、セミナー、スクールなどでもそう言われました。
確かに理想をいえばそうなのかもしれません。
しかし、実際のトレードでそれを採用するかはまた別の話だと私は思っています。
世の中には、そうした比率以外でも勝っている人は沢山います。
私が知っているトレーダーさんの一人は5:1〜10:1というすごい利益幅をとる人もいますし、逆に0.7:1と損切りの方が大きな人もいます。
正直な話、利食いと損切りの比率をどれくらいにするかと、勝てるかどうかは別の話なのです。
なので、どれくらいが良いとかってものではありません。
利食いと損切りの比率は勝率と一緒に考えなきゃ意味がない
利食いと損切りの比率と同時に考えなきゃいけないことがあります。
それは勝率です。
例え利食いと損切りの比率が10:1という、すごく大きな利益を出すトレード手法だとしても、勝率が10%を下回るのならすればするほど負けが膨らみます。
逆に、利食いと損切りの比率が1:2と、利食いの方が小さく損切りが大きかったとしても、勝率が90%なら利益は積み上がるわけです。
私の尊敬するトレーダーさんの一人は、利食いと損切りの比率は0.8:1程度だと行ってました。
1回の勝ち平均が8pipsなら1回の負け平均は10pipsと、勝ちより負けの方が大きいのです。
しかし、勝率が75%以上と高いので、それでも利益は増えていくとのこと。
そんなトレード手法の人もいるわけです。
決して、利食いと損切りの比率が悪いから負けるというわけではないですし、利食いと損切りの比率が良いから勝てるというものでもないわけです。
必ず一緒に勝率も考えなきゃいけません。
そして、どんなトレード手法でもそうなのですが、利食いと損切りの比率が良くなればなるほど勝率は低くなり、利食いと損切りの比率が悪くなればなるほど勝率は高くなるという傾向があります。
これは相場の必然ですから、どんな比率でどのくらいの勝率を目指すのか、そこを決めるのはトレーダー自身というわけです。
リスクリワードは最初は1:1あたりがお勧め
んじゃ、どれくらいがお勧めなのかという話もします。
まずはリスクリワードレシオ1、つまり利食いと損切りの比率を1:1程度にするのがお勧めです。
勝ててないうちはそこを狙ってみてください。
勝率が50%以上になれば利益を積み上げることができます。
FXというのは上がるか下がるかの勝負。
リスクリワードが1:1で勝率50%だせないようなら、そもそも分の悪いところ、負けやすいところでエントリーしているという証拠にもなります。
リスクリワード1:1で勝率50%にならないのなら、サイコロ振って売り買いを決めた方がマシなわけです。
自分のトレードがそもそも勝ちやすい場所でエントリーできているのかという確認の意味も含め、まずは1:1で、それで勝てるようなら利食い2、損切り1位の割合まで上げていくと良いと思います。
勝率50%付近をキープしつつ利食いと損切りの比率を上げていければ、利益はさらに積み上がりますからね。
以上、FXで利食いと損切りの比率はどれくらいが良いのかというお話しでした。