こんにちは、kenです。
FXでは損切りが絶対に必要なんて言われますが、なぜ必要なのかその理由がよく分からないという人もいるかもしれません。
なので、今回はなぜFXでは損切りが必要だと言われているのか、その理由について書いてみたいと思います。
そもそもFXはレンジ幅で動くことも多いので、損切りなんてしない方が勝てるんです。
それでも。必要だと言われるのには、やはりそれなりに理由があります。
今回はそんなお話しとなります。
FXでは損切りはなぜ必要?
なぜFXでは損切りが必要なのかですが、理由はただひとつです。
損切りしないといずれ負けるから。
FXを始めて損切りで損を重ねた方が一度は思うのは、損切りしない方が勝てるんじゃないかということでしょう。
実際に損切りせずにトレードをする人もそんな中から出てくると思います。
そうなると勝てるんです。
損切りを入れていた今までは負けていたとしても、損切りを入れないと見事に勝てるようになるわけです。
多少の含み損は待っていればいずれ戻る。
簡単に勝てるような錯覚に陥るというか、実際にするトレード全てで勝てるので、才能があるのかもしれない、FXってちょろいじゃん!そんなことを思うでしょう。
お金も面白いように増えていきます。
数ヶ月で資金が倍になることも珍しくないです。
そんな経験をしたらやめられません。
ますます損切りなんて入れない方が勝てるという考えになると思います。
まさにこれは麻薬のような状態。
非常に危険なのです。
なぜ勝てるのか、理由は簡単です。
FXというのは比較的レンジ内で動くことも多いですし、トレンドも一方向に動くことも多く、上昇トレンドが数ヶ月続くような場面では、ただ買っていればドンドンお金は増えていきます。
こうした、損切りしないトレードをする人の大半は、スワップ貰えるドル円やクロス円の買いで入ります。
なので、上昇相場で面白いように勝てるわけです。
でも、これはいずれ終わりが来ます。
例えばこの期間、日足なんですが、3ヶ月ほど上昇相場が続いています。
この間に損切りしないトレードで儲けた人は、その後も損切り出来ません。
ずいぶん勝てたし、損切りなんて要らないじゃん、FX楽勝!と思ったことでしょう。
しかし、その後必ず負け続ける期間がやって来ます。
下のチャートはここ1年ほどのチャートです。
赤い上昇相場と青い下落相場が交互に来ています。
ここで買いばかり行っていたらどうなるか、損切りを入れてない場合は非常に大きな損失を出すでしょう。
赤いとこで勝率100%で買ってお金を増やし、青いところで資金をなくし、また赤いところで勝ち青いところの1回の負けで資金をとばす。
確かに上昇トレンドが続くのなら勝率は100%になるし勝てます。
しかし、損切りを入れない手法というのは、いつか来るポジションと逆側への値動きが発生した際に、必ず大きな負けに繋がり資金の大半を飛ばすのです。
それまでどんなに勝てていても、損切りを入れないので1回の負けで飛ばします。
相場経験の長い人やプロはそれが分かっているので、必ず損切りを入れなさいと言うのです。
どんなに勝率が高くても、一方向に進み続ける相場は絶対に来ない以上、いずれ反対方向に相場が動き必ず損をしますからね。
ただし、損切りしない手法には例外もある
もちろん損切りしない手法は先ほど書いたようにいずれ絶対負けて資金を飛ばすのでやっちゃいけません。
しかし、例外もあるのです。
その例外というのが外貨預金のようなレバレッジでトレードをする場合です。
目安としてはドル円で100万円の資金で1万通貨の取引、これならば損切りを入れないというやり方も有りかと思います。
まず0円になることはありませんし、強制ロスカットになることもほとんどないため、ドル円のレートが100円を下回ったら買って行けば良いかと思います。
この取引方法の場合のみ損切りはしなくても良いかなと思っています。
ただし、それ以外の場合は絶対に損切りを入れないと、損を確定することができずいずれ大きな負けを食らうことになるのに注意してください。
以上、FXの損切りはなぜ必要なのかというお話しでした。