こんにちは、kenです。
FXには手法は沢山あります。
勝てる物から勝てない物まで沢山ありますが、多くの方はどんな状況でも確実に勝てる手法を探しています。
今回は、そんな手法は世の中にはないというお話しをしたいのです。
多くの方は負けない手法を探していて、頭では100%負けない手法はないと思っていても、実際の行動では少しの負けも嫌だ、確実に勝てる手法が欲しいと思ってしまっているように感じます。
実がこれが勝てない原因になっているのです。
どういうことなのか、今回はそのあたりのお話をしたいと思います。
FXで確実に勝てる手法はない
FXにはごく一部の特殊な外貨預金のような手法を除いて、確実に勝てる手法なんてありません。
どんなに勝率の高い手法だって、必ず負けます。
それを理解できていない方が多いように思うのです。
もちろん頭の中では勝率100%なんてあり得ないと皆思っているでしょう。
しかし、手法を色々と試していく中で、皆なぜか確実に勝てる方法を求めているように思います。
まぁ、私も今思えばその一人で、少し負けるともうこの手法は駄目だと考え、他の手法を試すという感じになってしまったのです。
これがそもそも勝てなかった原因だと私は思っています。
まず大前提として、FXではどんな状況でも確実に勝てる手法は存在しない。
これが大前提です。
FXの手法というのは、その状況によって得意な場所と苦手な場所が必ずあります。
人間だったそうです。
話すのが好きな人だって、少数の気心の知れた友達と話すのは好きでも、知らない人と話すのは苦手だったり、大勢の前で話すのが苦手だったりすると思います。
料理が得意で、家で腕を振るっていても、仕事として料理人としてやっていくのが得意かどうかはまた別です。
家庭ではじっくり時間をかけられても、街の食堂ではスピードが求められます。
また、家では自分の感覚で味付けしていても、高級料理店では品質を均一にしたり常に同じ味を求められます。
手法にもその手法によって得意な場面とそうじゃない場面があるのです。
代表的なのは移動平均線を使った手法です。
移動平気線を使った手法のほとんどはトレンド相場を得意としてものです。
なのでレンジ相場ではどうやっても勝てません。
赤い四角のようなトレンドがしっかりでているところでは勝てますが、緑の四角のようなレンジ相場では移動平均線は効かず連敗します。
移動平均線の手法に限らず、どの手法も同じように得意な相場、苦手な相場が存在して、絶対に勝てない時期は存在するのです。
それを理解せずに手法を使うと負けてしまうというわけです。
確実に勝てる手法を求めると、こうした負ける時期にその手法を手放してしまうのです。
手法は使い分けなきゃいけない
改めて気を付けて欲しいのは、手法というのは使い分けなきゃいけないということです。
手法は確実に勝てるものではなく、その状況によって連敗したり連勝したりするものです。
得意な場面と苦手な場面が必ずあるのです。
そして苦手な場面に来ると、これは勝てない手法だと皆手放してしまうのですが、それではいつになっても勝てるようにはなりません。
一つの手法で勝てなくなったときに考えるべきは、「これは使えない手法だ」ではなく、「今の相場では勝てない手法だ」です。
そこで手法を手放すのではなく、一度様子を見て、また勝てる相場が来たときに使えば良いのです。
手法は状況によって使い分けるものです。
そしてその使い分けはトレーダーがしなくてはいけません。
その手法の持つ個性を見極め、得意なところで使ってあげる能力、これがトレーダーに求められるものかと思います。
確実に勝てる手法を探しているうちはずっと勝てない
というわけで色々書いてきましたが、FXというのは確実に勝てる手法を探しているうちは絶対に勝てるようにはなりません。
なぜならどんな手法も必ず負ける時期があるからです。
それを知らないと、負けが続く時期に手法を捨ててしまい、また新しい手法を探してまた負ける時期がくるを繰り返します。
ずっとその負のスパイラルに陥るのです。
なので、どこかで確実にどんな状況でも勝てる手法はないということに気付かなきゃいけません。
それに気がつくことができれば、この手法はこの状況ではダメなんだということが分かってきますし、どんな状況なら勝てるのかもわかってくると思います。
分かってきたら後は手法を使い分けるだけです。
一つの手法で、得意な状況が来るまで待つのも良いですし、複数の手法を持ってそれぞれ特異な状況で使い分けるも良し。
そんなことに気を付けて欲しいと思います。
以上、FXでは状況でも確実に勝てる手法はないというはなしでした。