こんにちは、kenです。
FXで勝つためにはトレードルールを作る必要があります。
どうなったときにエントリーするのか、どこで決済するのか、そうした一連の流れを決めるわけです。
手法などともいわれているものですが、トレードで勝つためには絶対必要なもの。
今回は、そのトレードルールについて。
どうすればトレードルールを作ることができるのか、私が思うルールの作り方について書いてみようと思います。
トレードルールって他人から学ぶものだと私は思っていた時期があったんですが、それじゃあどうしても勝てなくて自分で作ることにしたのです。
トレードルールを学ぶだけでは勝てない
トレードルールは教材やスクールなどで学べば良いと思っている人も多いと思います。
私もその一人でした。
しかし、トレードルールって学ぶだけではどうしても勝てるようにはなりません。
これは10年以上色々な手法、ルールを学び続けてきた私が実感したこと。
何百万も使い教材を買い、スクールに通い様々なトレードルールを学びましたが、いくら学んでも勝てるようにはならなかったです。
もちろん私に才能がない、勉強不足だということもあると思います。
しかし、私の実体験以外にもそう思う根拠はあります。
それは、トレードルールを学ぶ過程で、スクールに通いセミナーに参加し、様々なプロトレーダーさんにも会って話す機会がありました。
その時にトレードルールはどうしたのか聞いてみたのです。
皆最初は教材で学んだり人から教えてもらったりしたようですが、最終的には自分で作った手法を使っているのです。
なぜ人から学んだ手法を使っていないのかについても聞きましたが、それでは勝てなかった、思ったような結果にならなかった、自分に向いてなかった、そのあたりが理由でした。
いずれにしても、少なくても私が知り合った専業トレーダーの方々、人前に出て他人に手法を教えるようなプロのトレーダーの方は皆自分で作ったトレードルールで勝っていたのです。
私はそれに気がつき、ようやくトレードルールは教えてもらうものではない、自分で作るものなんだと知ることができたのです。
FXのトレードルールの作り方
ではFXのトレードルールはどう作るのかですが、これまた勝っているトレーダーさんの話を聞いていると、一つの方法が見えてきました。
それは、大半の人は何か一つの手法をベースにして、検証をして問題があればそれを改善し自分なりのトレードルールを作るという方法です。
トレードルールの作り方の最初の一歩に関しては多少違いはあるものの、流れは皆ほとんど同じかなと思います。
とにかく手持ちのルールでトレードし、負けトレードを集めて何が原因か検証するのです。
そして、その検証を元に原因を改善。
再び検証するという作業の繰り返しです。
このブログで何度も書いていることですが、詳細な方法こそ違っても、やっていることは皆この方法です。
リアルトレードでこれをする人もいれば、フォレックステスターのような過去検証ソフトを使う人もいますが、とにかくやることは一緒。
何度もトレードして負けトレードを集めて原因を探す。
そしてその部分の改善です。
具体的にするべきことをまとめてみます。
負けトレードの検証
まずすべきなのは負けトレードの検証です。
最低でも10以上の負けを集めます。
あくまで最低でもで、できればもっと沢山あるほど良いと思います。
もちろん勝ちトレードもゼロではないでしょうから、勝ちトレードも集めるのですが、優先すべきは負けトレード。
負けトレードを集めて、なぜ負けるのか検証していくのです。
負ける原因をそれで見つけます。
トレードで結果が出ないというのは、必ず負ける原因があります。
負ける原因がないのなら負けないはずですから、結果が出ないということは何かしらトレードに問題があるのです。
その問題点を探します。
負けトレードから問題点を探す
例えばエントリーしてすぐに損切りになってしまう場合、エントリーのタイミングに問題があるのか、それともそもそも仕掛ける方向が悪いのか、それをはっきりさせます。
両方に問題があるということもあるでしょう。
エントリーして、損切りになってから思惑方向に行くという展開が多いのならエントリーのタイミングが悪いのでしょう。
エントリーしてから一時的には思惑方向に進んでも、すぐに反転して逆方向に進んでいくことが多いということなら、それは大枠の方向の見方がおかしいのかもしれません。
こうして、自分のトレードのどこに負ける原因があるのか探します。
問題点が発見できれば大きな成果です。
その部分を改善し再び検証
発見した問題点を改善していきます。
エントリーのタイミングに問題があると思うのなら、エントリーのタイミングを変えて再び検証してみる。
それでタイミングが良くなれば勝てるかもしれませんし、それでも勝てないのならまだタイミングに問題があるのか、それとも別の部分に問題があるのか再び検証です。
決済に問題があることが分かれば決済を変えて再び検証してみる。
そうやって改善を繰り返して行くうちに、徐々に最初に使っていた手法は変わっていくかもしれませんが、それで大丈夫です。
手法を自分の使いやすい状態に変えていくのです。
そうしてできあがるのが自分の手法、トレードルールです。
検証と改善はしばらく続くがいずれ終わりが来る
恐らくこの作業をしていくと、一時的に勝てるという状態になっても、しばらくすれば勝てなくなるということがあると思います。
私も何度もその経験をしました。
でもそれは当たり前です。
相場というのは常に変化するもの。
前提そのものが完全に変わることもあるのです。
トレンドが発生しやすいという前提で作った手法は、トレンドが発生しにくくなるレンジ相場になれば勝てなくなります。
日足や週足ベースで狭いレンジになるときなんかがありますからね。
その時と、日足や週足でしっかりトレンドがでている時では、やはりデイトレードでも1日の中の動きが全然違います。
例えばこれは日足レベルでしっかりトレンドがでている時の15分足1週間分ほどです。
上げ下げしながらも徐々に上昇しているのが分かります。
こんなときはロングで入るのは当然ですが、できるだけ利確は我慢し、伸ばすトレードが有効です。
勝率が50%を下回っても、リスクリワードレシオが良ければ十分勝てる相場。
そんなトレードルールのまま、日足レベルでレンジ相場になるとどうなるか。
これが日足レベルでレンジ相場の15分足です。
上げ下げしているものの、上がったり下がったりはランダムで、ロングでもショートでも利益を伸ばそうとすれば、建値まで戻って良くてプラマイゼロ、最悪損切りになります。
こういう相場では利確は早めにしなきゃいけません。
リスクリワードを1:1位にして、勝率を上げていく、そんなトレードルールが必要なのです。
勝率の低い方法では勝てない相場です。
大きな足がトレンドのある相場で作った手法は、レンジ相場では通用しなくなることも多いですし、レンジで作った相場だと利益を取り逃すことが多くなります。
相場というのはこんな感じで、そもそもの前提条件がころころ変わるので、今まで通用していたトレードルールが通じなくなるということが頻繁にあるわけです。
両方で通じる手法を作るか、それとも片方で通用する手法をその時が来るまでしっかり待ってエントリーするか。
それも検証を通じてでてくる問題ですし決めなきゃいけない点。
これを乗り越えるのには時間がかかるかもしれません。
勝てるようになったと思ったら、前提が変わった勝てなくなる。
それでも検証と改善を繰り返して行くことでいつかは結果が出ると思います。
以上、FXのトレードルールの作り方についてでした。