こんにちは、kenです。
FXはレンジとトレンドからできている、誰かがそんなことを言っていた気がします。
トレンドではトレンド方向に仕掛けるというのは一般的な手法ですよね。
でも相場全体でみればレンジは7割とも言われています。
トレンドだけ狙うとなれば相場の7割は開店休業状態でいなければいけません。
なのでレンジでも勝負するの方法はないのか、と私もずっと考えていたことがあります。
結局、今はレンジも好んで仕掛けるようになったのですが、そんなコスケの考えるレンジで有効な手法や戦い方について今回は書いてみようと思います。
そもそもレンジは大きな方向感のない部分ですから、それなりに手法や戦い方で望まなければなかなか勝てませんし、トレンド相場と同じようにやっていては負けます。
レンジ相場でも戦えるようになればチャンスが格段に増えますからね。
FXレンジで有効な戦い方
まずFXのレンジで有効な戦い方ですが、基本的には一つです。
その戦い方というのはレンジの下限では買い、上限では売る、これだけ。
これ以外に有効な戦い方があるのなら、私が是非教えてもらいたいですし、私はこれで結果が出ています。
もちろんブレイク後を狙うというのも戦い方ですが、それはあくまでトレンド相場での戦い方と言えるでしょう。
レンジが続くことを仮定した戦い方ならレンジ内で攻めるというのがベスト。
基本的な方法としては、直前のトレンド方向に仕掛けるという物になります。
こんな感じです。
上昇トレンド中に発生したレンジなら、レンジの下限に水平線を引いて、そこからロングする。
これが基本的な手法です。
上昇トレンド後にできたレンジでショートを仕掛けるとなると、完全に逆張り。
トレンドに逆らって良いことはありません。
実際の相場なら仕掛けるポイントはこんなところになります。
ドル円の1時間足でみたレンジです。
今回の場合は上昇トレンドからのレンジですから、基本仕掛けはロングのみ。
下落トレンド後のレンジならショートのみがベストだと思います。
ここで良くでる質問なんですが、こういう直前にトレンドがない大きなレンジはどうすればいいの?と疑問を持つ人も多いでしょう。
単純です。
上位足をみれば良いのです。
実はこれ、先ほどの1時間足のレンジを15分足でみたところ。
1時間足でみれば上昇トレンド後のレンジですから、ロングで仕掛ければ良いのです。
では大まかな戦い方は分かったが具体的なエントリー手法はどうすれば良いのか。
単純なライン反発でも良いのですが、下位足をみて仕掛けるというのが有効かと思います。
FXのレンジの手法はライン反発が分かりやすい
では、どこで仕掛けるのか、具体的な手法を先ほどのチャートを例に見てみます。
基本的な手法は直前のトレンドの方向に仕掛けるというものでした。
それは分かったけど、具体的なエントリーはどうするのか、先ほどのチャートをみながらもう一度説明します。
仕掛けたいのは1時間足に出現したレンジ下限からの買い、赤い矢印の2箇所ですね。
ラインの引き方はできるだけ沢山の目立つ高安値にあたる所です。
このまま、この時間足で仕掛けるというのも一つの方法です。
でも、私のおすすめはここで時間足を落とすという方法。
2個目の矢印は損切りになりそうですが、下位足に落とせば大丈夫。
まずは1個目の矢印のポイントを5分足でみてみましょう。
見事にライン反発しているので、ここでエントリーすれば良いでしょう。
損切りはラインの外側。
その後上昇しているので、勝ちで終われています。
利確は上のラインまで引っ張っても良いし、ある程度利益が出たら利確しても良いかと思います。
ライン反発という非常に単純な手法です。
次に2個目の矢印の部分も5分足に落としてみてみましょう。
こっちも、1時間足でみれば損切りになりそうなところでしたが、こうして5分足でみればリスクリワードレシオ1:2以上は十分獲れます。
いずれもポイントは1回目のライン試しは見送り、2回目のライン反発を確認したところでエントリーするという手法です。
1回目のラインタッチって勢いよく抜けることが多く危ないので、2回目のラインタッチを待ってください。
今回の場合赤い矢印でエントリーし、損切りはライン外側に置いておけば欲張らなきゃ十分勝てます。
レンジというのは長く続けば続くほどブレイクの確率が上がりますから、ある程度レンジが続いた2個目の矢印の場合は、こうして早めに決済するようにした方が良いかもしれません。
レンジの手法はトレンド相場に乗るためにも有効
今回は、レンジの手法でしたが、そのレンジも上位足でみればトレンド中のレンジということが多いです。
なので今回のようなトレンド方向に仕掛けるレンジの戦い方は有効なのです。
手法自体も純粋なライン反発で、ポイントはラインタッチ2回目以降で仕掛けるということ。
これさえできれば、ある程度のどんなレンジでも勝負できると思います。
そして、上位足がトレンド発生時に仕掛けるというのがポイントで、これは見方を変えれば上位足での押し目買いということにもなります。
例えば最初のこのチャート。
これはレンジの仕掛けるポイントを表したものですが、これは上昇トレンドの押し目買いや下降トレンドの戻り売りと見ることもできるわけです。
つまり、このレンジの手法というのは、確かにレンジを狙う物なんですが、トレンド相場の押し目買いや戻り売りにも使えるわけです。
なぜなら相場はレンジとトレンドしかなく、時間足を変えてみればレンジ相場はトレンドの一部であることがほとんどですし、トレンドもレンジ相場の一部であることがほとんどだからです。
レンジとトレンドを明確に分けるのではなく、レンジはこうした相場全体の動きの一部だと考えると、自然と狙う方向や狙い方もわかるのではないでしょうか。
以上、FXのレンジ相場で有効な戦い方と手法でした。
トレンドもレンジも一つの相場の一部なんだということを頭に入れておいてください。