こんにちは、kenです。
よくFXではレンジはトレードしない方が良い、回避した方が良いなんていわれ方をしているように思います。
私も昔はそういった考え方で、極力レンジは避けてトレンドを狙うようにしていた時期もあります。
しかし、最近はそういう考え方はなくなりました。
今私が考えているのは、レンジはレンジの戦い方で戦えば良いし、トレンドはトレンドで戦えばいいということです。
なぜそういうことを考えるようになったのか、レンジは回避すべきものではなくなった理由を含め詳しく記事にしてみたいと思います。
FXでレンジを回避しなくなった理由
FXでレンジとトレンドをしっかり区別してエントリーしている人は多いですし、そういう見方も悪くはないと思います。
そしてしっかり方向のあるレンジだけエントリーして、それ以外は基本はエントリーしない、これも考え方として間違ってはいないように思います。
しかし、私はある時からか、レンジだトレンドだと分けてエントリーすることはなくなりました。
何をするようになったかというと、レンジはレンジを想定してエントリーして、トレンドはトレンドを想定してエントリーするだけ。
やることは一緒だけど、何を想定してエントリーするか、その部分が違うだけになったのです。
相場を研究し、どこでエントリーするのが勝ちやすいのか、勝てるのかを考えていくうちに、そういうトレードスタイルになったのです。
なぜレンジを回避しないのかというと、上位足と合わせていくつかの時間足を総合して見るというスタイルが定着したからだと思います。
これが定着すると、レンジだトレンドだとしっかり区別して相場を見る習慣がなくなりました。
なぜかというと、相場なんてものはどれかの足ではトレンドがでてるし、どれかの足ではレンジになっているものなのです。
なので、明確に区別するなんてのは無理で、明確に区別できないんなら、しっかり区別してトレードする必要はないという考えに至りました。
例えば下のチャートは左が1時間足、右が日足です。
左の1時間足はボックス型のレンジになりつつあると思います。
少なくても明確な上昇トレンドは一度休憩に入り、転換かレンジ入りかという局面。
私はここ単体で今の状況はといわれればレンジと判断します。
しかし、右の日足をみれば明らかな上昇トレンド。
レンジの雰囲気は微塵もありません。
同じ局面を別の時間足で見てみましょう。
左が5分足、右が月足です。
5分足は、下落トレンドから転換し上昇トレンドになっていますし、月足に至っては三角保ち合いの中で、上にブレイクするかどうかの分かれ目とはいえまだまだレンジ内の動き。
これが今の状況。
これを明確にトレンド相場かレンジ相場に分けることなんてできるわけがないのです。
各時間足だけみればそれぞれどんな相場か、レンジかトレンドかの判断はできますが、FXというのは全ての時間足を合わせてひとつの相場、ひとつの時間足だけの優位性なんてさほど効果がないのです。
つまり、ひとつの時間足だけみてレンジだトレンドだと取り上げても、さほどFXで勝つためには役に立たないから、明確に区別するのを止めたのです。
あくまで総合的に見ることが必用なのです。
レンジがある時の見方と考え方
では、レンジを見つけたときにどうすれば良いかです。
最初に行っておくのは、確かに私は今がレンジかトレンドかはっきり区別しませんが、意識しないわけではありません。
1時間足でレンジなら、やっぱりレンジとして意識されて上値が重くなったり下値がサポートされることはあるわけです。
重要なのはいくつかの時間足を複合的にみることです。
それができればレンジを回避する理由はありません。
先ほどのチャートの場合どうやって見ればいいでしょうか。
もう一度日足と1時間足のチャートを見てみましょう。
日足は明確な上昇トレンド中です。
そして1時間足はレンジのような動き。
ここだけで判断するのなら、日足が上昇トレンド中なので、1時間足のレンジ内で下がってきた場合、下限からロングするというのが非常に有効に思います。
また上限をブレイクした場合も上値を買っていくという方法が可能。
レンジブレイクに乗る方法ですね。
あくまで日足が上昇トレンドなのでこの判断ができます。
これにさらに右の月足と左の5分足も加えて判断してみます。
月足は三角保ち合い上限にあります。
上値ブレイクしそうですが、一度戻される可能性もまだまだある局面。
これを考慮すれば日足では上昇トレンドですが、今後何の抵抗もなくスルスル上昇していくことは考えにくいので、上がったところは売られそうです。
つまり日足の買いと月足の売りがぶつかって、しばらく上下に動きながらの停滞した動きになるかもしれないという想像はできます。
1時間足もレンジですから、レンジ下限から買うのは良いとしても、レンジブレイクで乗っていくのは得策ではないと思えます。
なので、局所的にトレードするのなら、1時間足のレンジ下限で買うというのがベストな選択のように思います。
5分足でレンジ下限あたりで転換したり、レンジを作ってそこからブレイクするときにロングで狙いたいかな、そんな戦略を作ることもできます。
そして同時に月足がレンジ上限にあり、日足は前日に上ひげ陰線を出していることから、今日高値を超えられなければ一度下落する動きも想定できます。
上値が重くなったところでは短期の売りも入れる。
そんな判断もできる訳です。
例えば1時間足のレンジの上限を抜けられる落ちてきて、下限を下抜けした場合なんかは、短期でショートを狙うのも良いでしょう。
こんな感じで、レンジ自体は見ていますが、あえてそのレンジを回避しようとかって気持ちは全く無いです。
ちなみに、この日のプランは朝から一度上を試しに行くと見て、ロングして15pipsほどで利確、その後は上がりきらないのを確認し、ショートチャンスを待ち構えているところです。
私はあくまでレンジがあればそれを利用して相場の動きを考えたりエントリーのきっかけにするだけ。
どれかの時間足では必ずレンジの中にいるのがFXというものです。
なので、トレンドしかエントリーしないとか、レンジは回避するなんてことはまず不可能。
どれかの時間足ではレンジなのですからね。
なので、そのレンジさえも判断材料に加えることで、より精度の高い予測をするだけなのです。
相場をはっきりレンジだからやらないとか、トレンドだけエントリーするなんていう考えはなく、あくまでレンジもトレンドも相場のひとつの動きで、それぞれの時間足で様々な状況が発生しているので総合して考える。
ただこれだけのように思います。
ちょっと抽象的で分かり難いかもしれませんが、FXレンジは回避する必要ないというコスケの考えでした。