こんにちは、kenです。
先日、あるトレーダーさんと話していて、FXにおいてのリミットとストップの比率の話になりました。
FXではリミットとストップはどのくらいが理想的なのか、そんな話を色々していてひとつの結論がでたのです。
実際、私もFXで勝てていない頃、リミットとストップはどのくらいの比率が良いのか悩んでいた時期もありますから、今回はそのあたりについて記事にしてみたいと思います。
正直、リミットとストップの比率、リスクリワードに関しては本当に色々な考え方があるんですが、勝率との兼ね合いが一番大事なのです。
FXでリミットとストップの理想的な比率について
FXでリミットとストップの理想的な比率ってどのくらいか分かるでしょうか?
以前にも少しお話ししたことがあるんですが、これって勝率によって大きく左右される部分でもあります。
例えば勝率50%でリミットとストップの比率が1:1なら、いくらトレードしてお金は増えないし減りもしません。
リミットとストップの比率が1:1でも、勝率が70%以上あるなら順調にお金は増えますし。リミットとストップの比率が3:1と利益の方が圧倒的に大きくても、勝率が25%とかならお金は減っていきます。
つまりリミットとストップの理想的な比率というのは、その人の勝率次第なので、答えなんかないと言うのが現実です。
私も理想的なリミットとストップの比率、いわゆるリスクリワードはどのくらいが良いのか色々試してみましたが、結局勝率次第というところなのです。
そして、このリミットとストップの比率というのは、それ自体も勝率にも大きく影響してきます。
リミットとストップの比率は勝率に大きく影響する
これはあくまで基本的にはという話なんですが、リミットとストップというのは、勝率に大きく影響していて、リミットを広げれば広げるほど、つまり利幅を大きくすればするほど勝率は下がります。
利益は大きく取れる代わりに勝率が下がってしまうのです。
同じようにストップ幅を狭くすればするほど同じように勝率は下がります。
1回で損する金額が減る代わりに勝率が下がってしまうというわけです。
トレードって上手くできていて、利幅を大きくとって儲けようと思っても、どうしてもその分勝率が下がってしまうので儲からないし、損切りを小さくして損失を少なくしようと思っても、損切り幅を狭めた分勝率も落ちて結局損は減らない。
そんなことになっていまいます。
つまりリミットとストップだけをいくらいじっても、稼げる額も損する額も変わらないのです。
なので、理想の比率なんてものはないわけです。
リミットとストップの比率は人によって理想が違う
もし理想のリミットとストップの比率があるとすれば、それはその人個人の性格や手法などを加味してということになります。
1:1で良いから勝率を高めたいという人もいれば、勝率はそこそこでいいから利幅を損切りより大きく3:1でとることで利益を出したいという人もいる。
私の場合なんかは、勝率が高い方が自信にも繋がるし勝てているという実感もあって気分が良いです。
何より、コンスタントに勝てればメンタルも良い感じで維持でき、自分の手法ややり方に自信をもつことができ、結果も良くなっていきます。
ゾーンに入るというのは言いすぎですが、コンスタントに勝つことで自分のメンタルを維持し、調子が良い状態を続けられる、これが私にとっては重要なので、1回1回のトレードの利幅は少なくても勝率を高めるようにしています。
結果、私にとっての理想のリミットとストップは1:1かせいぜい2:1位です。
でも、私の知っているトレーダーさんには全然違うタイプがいて、勝率は多少落ちても良いから、とにかく1回のトレードで大きく勝ちたいという人もいるわけです。
半分くらいは負けて、残りも建値とか微益くらいで終わっても、月に1回大きなホームラントレードができれば、負けを全部取り替えして大きなプラスにできる。
そんな人もいるのです。
こういうタイプの人は淡々と負けた小さな負けを、大きな利益でひっくり返すことで自分のメンタルを維持しているタイプのように思います。
つまり、決まったパターンや比率はなく、理想のリミットとストップの比率は自分の性格やトレード手法によって全然違う。
これが答えだと思います。
以上、FXでリミットとストップの比率はどのくらいが良いのかについて書いてみました。